ミュージックDVD

冒頭などに流れる横浜の街並みには、工事中の「みなとみらい」地区が映っており一見の価値がある。

この頃eZと題されたEPICの音楽番組があり、それらの制作グループが撮影、編集しただけに、映像には力が入れられている。個人的には彼らが作成した横浜スタジアムより、渋谷公会堂の荒削りな映像が気に入っている。

ただ、サウンド面は不満が残り、特に観客の歓声の挿入部がいかにも作り物っぽくてがっかりする部分がある。

リラックスして楽しめる彼らの演奏がたっぷり詰まっている。曲間に入るバックステージの演奏も、何より音楽を楽しんでいる様子がうかがえて楽しい。

見ながらビールを飲んでいると、それこそ時間がたつのを忘れてしまう。GON-TA発表時のライブだが、「パチンコ」「胸が痛い」「スティーリン」といった代表曲はしっかり押さえられているし、内田勘太郎のギターソロもたっぷり収録。

もちろん、黒猫嬢の声の調子もよく、最後まで歌いきっていますし、バンドメンバーもメイクが最後は汗で流れきってしまうほどの白熱ぶりでした。やはりこのＤＶＤを見ていて思うのは、陰陽座はライヴバンドだと言うことです。

今回、星４つですが-1の理由は『お値段が高い！』ということだけです。
もし少しでも陰陽座に興味があるのであれば、ライヴに参戦されることをお勧めします。実際ライヴチケットのほうがこのＤＶＤよりも安いはずですから。そしてライヴを体験すれば、このＤＶＤの価値というものも自ずと見えてくるのではないかと思います。
最高の実況娯楽盤
当日現場にいなかったのを後悔するくらい、素晴らしい実況中継盤。
曲間の語りも多くが収録され、最近式神になったけど、実演はどんな感じなの？という人にも推奨します。
とことんまで式神と興奮を共有しようという姿勢が反映された、娯楽の真髄のような演奏會。色とりどりの樂曲群もあって、とにかく観ていて飽きない。
欲を言えば、昨年の皐月に行われた能楽堂（こちらには参戦しました）に於ける演奏會も是非円盤化して欲しい。付録盤に収録された‘睡’(於：能楽堂)を見て、その思いが強まった。

この楽團の演奏會を見た後は、つい旧字体＆外来語の少ない文章を書いてしまう･･･
「睡」が3回も・・。
Disc1とDisc2を足すと3時間という長いDVDですが、飽きることなく一気に見ることが可能でした。
収録曲もなかなか良いですし（欲を言えば「わいら」と「侵食輪廻」も入って欲しかったんですが、私の好みですしね（笑））
何よりも、陰陽座のライブがどのようなものか、陰陽座初心者でもよくわかるのではないでしょうか。兄上（瞬火さん）の素敵な長話の具合や扇子の振りかた、掛け声など・・。

Disc2はPV集ですが、収録曲のPVを全部見たという人も少ないでしょうから、ぜひ見て欲しいと思います。豪華なものは非常に豪華な仕上がりですが、「月に叢雲〜」は非常にシンプルな作りで、逆に面白いです。

初回版を買う人は、3パターン（ライブ、PV、能楽堂）の「睡」を見ることになります。「睡」は大好きな曲ですが、何も3回も・・・と思ってしまうのが本音です。一番能楽堂のセットリストの中では映像が入りやすい曲だからでしょうか・・。
もう一つ欲を言えば、歌詞カードなんてつけてくださると嬉しかったかもしれません。私は別に平気ですが、あまり曲（というか歌詞）を覚えていない初心者の式神さんには映像だけというのは辛いかも・・。
ライブとしてはもちろん100点満点ですが、DVDとしては90点でしょうか。

本当に好きなので少し辛いですが、DVDとしての評価だと思っていただければ幸いです。
待ちに待ったライブＤＶＤ！！
妖怪ヘヴィメタルバンド、陰陽座のライブＤＶＤ第３弾。
個人的に「最高に熱かったライブNo.1」だった2004年12月9日の渋谷ＡＸのライブがＭＣも含めて完全収録。
これはもう買うしかないでしょ。

現場に居合わせた者として、手に入る前から断言。