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[ DVD ]
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ワーグナー「ニーベルングの指輪」(全曲) [DVD]
・サヴァリッシュ(ヴォルフガング)
【EMIミュージック・ジャパン】
発売日: 2005-09-14
参考価格: 21,000 円(税込)
販売価格:
中古価格: 19,500円〜
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- 収録曲 - 1. 楽劇「ニーベルングの指輪」 前夜... 2. 楽劇「ニーベルングの指輪」 前夜... 3. 楽劇「ニーベルングの指輪」 前夜... 4. 楽劇「ニーベルングの指輪」 前夜...
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カスタマー平均評価: 3
なかなか興味深いが‥ CDでは、ショルティの歴史的録音で楽しんでいたけれど、やはりこの大曲は一度は映像で最後まで観てみたいと思い価格も安価なサヴァリッシュ盤を購入。 全体的な印象は、はっきり言うと‥イマイチ。 サヴァリッシュの演奏はオーソドックスでかなりイイ感じだが、演出が中途半端!‥やりたければ、遠慮しないでやればイイのに‥って感じ!演出が観客の顔色気にしてやりたいのに、こういう風にやることが出来ないで消化不良みたいな‥。演出家のレーンホフは、舞台にナチスを登場させて、大ブーイングを受けたらしいが、自分の思った演出出来ないなら、違った演出に切り替えるなりそれがイヤなら辞めるなりすれば良かったのに‥! こんな中途半端な演出、観せられたほーはたまらない! CDでサヴァリッシュの演奏だけ聴いたほーがまだいい!ベーレンスとか、なかなかの歌手が可哀想だ! 編集も最低だし、全く勿体無い演奏だ! しかし、この価格なら多少の問題点は仕方ないかもしれない。 細かい事気にしない、全曲を観たい方には安い買い物かも‥? 演奏は基本的に素晴らしいのだが、演出がやや中途半端 サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場のオーケストラは、非常に素晴らしい演奏を聞かせてくれています。録音の優秀さも手伝って、オーケストラの演奏が激しすぎずおとなしすぎず、大河のように悠々と流れてゆく感じで、規模の大きなこの作品にふさわしい趣です。しかしレーンホフによる演出はやや中途半端という印象をぬぐえません。レヴァイン盤ほどオーソドックスではなく、最近でたシュトゥットガルト公演盤ほどの超個性的な演出ではなく、ちょっと演出家の熱い思いが空回りしてしまっているかな、という感じがします。とはいうものの、歌手陣もほぼ満足のいく顔ぶれですし、『指輪』好きな方なら、持っていて損はない内容です。あとひとつ残念なのは、せっかくハイビジョンの美しい画面が楽しめるのに、編集の都合からか、幕の途中で画面がフェイドアウトしてしまう部分が何箇所かあるということでしょう。 極個人的な意見です NHKが総力尽くしたハイビジョン映像はなんと極右のレーンホフ演出によるリング。中途半端な時代設定やら、演出家が意図的に炎を避けたのに、なぜか舞台を紅くしてしまった「黄昏」の最後など、ノイエンフェルスに近いキワモノ演出だったが、とどめが黄昏におけるハーゲンが招集をかける黒ヘル部隊。実はこれ、プレミエではナチスの将校だった、しかしブーイングの嵐にこれ以上、ミュンヘンでの公演は無理ということで急遽レーンホフが出した珍案なのである。つまり当初の世界観に大幅に「修正」が加えられてしまった妥協演出なのだ。さすがNHKである。無難に済ませたくだらない演出作品を映像化してしまったガックリ作品である。サヴァリッシュの演奏は後にCD化されたのだが、これはCDが正解である。しかしティアーなど声質的にやや難ありのキャストを見る限り、現代のワーグナー演奏への過渡期でしかなかったことは大変惜しまれる。 演出・音楽は素晴らしい、ただし編集に難あり 演出は細かい仕掛けがたくさんあり、一貫性や統一感は別として、見ていて楽しく面白いです。星4つ半。音楽は端正でスピーディ。バランス感が良いです。オーケストラが大爆発するような事はなく、声も埋没しないので安心して聴けます。 重量感や陶酔感は多少欠けるかもしれません。星4つ半。 画質は明るく鮮明。音質もクリアです。ただし、編集に難有り。 「ラインの黄金」は場の繋ぎ目で、「ワルキューレ」以降は各幕中間部分で一部フェードアウト・フェードインが見られます。 レーザーディスク用の編集をそのままDVDへ移したみたい。 せっかくのDVDなのですから、音楽の流れを損なわないよう修正すべきだったと思います。 私はもう慣れましたが、気になる人にとっては大きな問題かもしれません。星2つ。 総合点は星4つ。
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フリードリッヒ・グルダ・プレイズ・モーツァルト・ピアノ・コンチェルト [DVD]
・グルダ(フリードリッヒ)
【デジタルサイト】
発売日: 2003-01-22
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格:
中古価格: 19,500円〜
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- 収録曲 - 1. ●モーツァルト:ピアノ協奏曲第2... 2. ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.5...
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カスタマー平均評価: 4.5
天井知らずのモーツァルト グルダのモーツァルトには他にはない自由さがある。
弾き振りをするグルダは少々滑稽な姿(というか、身のこなし)だが、
その演奏には「モーツァルトが生きていた頃はこんな風に“自由に”演奏してのだろうな」と思わされる。
グルダの弾く音楽は自由で、生き生きとしている。
オケも頑張っている。
グルダの“生きた”音楽にただついていくだけでなく、ただ合わせるだけでもない。
グルダとともに、とても生き生きとした演奏を繰り広げている。 グルダ一辺倒 弾き振りなのですから当然といえば当然ながら、グルダばかしが写し出されるのには食傷します。 また、協奏曲ならではの独奏者と指揮者との協演・競演が味わえないのにも物足らなさを感じました。 第26番のカデンツァはグルダ自身のもの 1986年ライヴ録音。地名の記載はないがおそらくミュンヘンなのだろう。元々の外盤はPAL仕様で6カ国語(当然日本はないが)に対応しているがこちらでも今のDVD機器は再生できる。
グルダのモーツアルトのピアノ・コンチェルトというとアバド+ウィーン・フィルとの録音2枚があまりにも有名で決定盤として名高い。それに対してこちらのDVDの演奏はどうかというと、指揮はグルダ自身、オーケストラはミュンヘン・フィル、その上グルダはほとんど普段着にウェザーリポートのジョー・ザビヌルみたいな帽子姿で、まさに自由奔放、ある意味やりたい放題の演奏になっていてなかなか面白い。
何と言っても面白いな、と思うのは第20番のカデンツァをベートーヴェン、第26番のカデンツァをグルダ自身(!)のもので敢行しているところだ。もう究極のやりたい放題かもしれない。自由に解き放たれたモーツアルトは実に生き生きとしていて素晴らしい。もしかしたら最高の名演はアバド+ウィーン・フィルではなくてこちらではないか、と思ってしまうことしばしばである。何しろ聴き逃せない作品だ。 一人で指揮者とピアニストの二役をこなすグルダ こんなにも表情豊かに、音を大切にしているグルダの演奏は、とても感動しました。ピアノ演奏をしながら指揮をしている姿は、本人自身が楽しんでいて、子供も楽しめます。子供をクラッシクファンにしたいなら、是非見せてあげてください。ある時は片手で、そしてまたある時は、とても微妙なマユの動き、目の表情、口の動き、使える物は全て使って指揮をしています。グルダ自信の表情も見ものですが、サインを受け取るオーケストラの団員の表情を見てもとても楽しい。音楽を身体全体で表現していて、又、身体全体で楽しんでいる姿は、とても純粋でCDではなくDVDとして購入する価値あります。
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[ DVD ]
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トリスタンとイゾルデ*楽劇 [DVD]
・バレンボイム(ダニエル)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2002-06-26
参考価格: 7,350 円(税込)
販売価格:
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・バレンボイム(ダニエル)
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カスタマー平均評価: 5
美しく壮絶 バレンボイムのワーグナーは耽美的で個人的に好きなのだが、 この映像では、なんといってもポネルの演出と、コロの歌唱が絶品。 第二幕を観て陶酔し、第三幕で圧倒されて下さい。 ・・・バイロイトで観たかった!!
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Le Corsaire [DVD] [Import]
・Julie Kent ・Ethan Stiefel ・Angel Corella ・Joaquin De Luz ・Paloma Herrera
【Image Entertainment】
発売日: 2000-10-31
参考価格: 3,065 円(税込)
販売価格:
中古価格: 18,651円〜
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・Julie Kent ・Ethan Stiefel ・Angel Corella ・Joaquin De Luz ・Paloma Herrera ・Judy Kinberg
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カスタマー平均評価: 4.5
ABTガラ!!だと思えば満点 「海賊」という作品全体でいうと、ご都合主義的なストーリー展開 とでもいうか、3幕仕立てにするほどのものでもないでしょ〜と いうのが率直な感想だが、マラーホフ、コレーラ、スティーフェル、 ケント、ヘレーラ・・これだけのABTのスターダンサーたちが同じ 舞台で踊っている!! それだけでも見る価値はあるはず。 それぞれが個性的な役で素晴らしい踊りを見せていて、まさにガラ公演 を見ているようなお得感満載の作品だと思う。 ダンスノーブルのマラーホフがひげを生やしてちょっとコミカルな役を しているのもおもしろい。 個人的にはコレーラのキレのあるバリエーションが一番のお気に入り。 バレエのイメージが変わりました! 私はバレエ経験者でもなく、生の舞台を1度も見たことがないのですが、とってもストーリーが分かりやすく楽しめました! また、ジュリー・ケントさんがとってもとっても美しくて、ビックリしました。「華がある」とはこういうことを言うのだなぁ、と感じました。でも、なんと言っても男性陣の素晴らしさに感激しました。アンヘル・コレーラさんは、その身体能力だけでなく、仕える者としての仕草が何とも献身的という感じで惹かれました。 超最高! マラーホフが奴隷商人を踊っています。全然他のダンサーと違い、ジュテが高く長く柔らかいです。アンヘル・カレラとジュリー・ケントがグラン・パを踊っています。アンヘルは全身バネといった感じですごくアクロバティックです(カンフーみたい)。パシャの夢では、優雅なケントと技術が光るパロマ・ヘレーラがお互いを高め合ってる感じでした。2幕で、もし振り付けを変更してパロマが32回転をやったらすごかったろうなって想像しちゃいます。ケントは優雅だけど遅いんですよね。お勧めの作品です。
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ヴェルディ 歌劇《運命の力》 [DVD]
・合唱団 メトロポリタン歌劇場管弦楽団
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2006-06-07
参考価格: 10,500 円(税込)
販売価格:
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- 収録曲 - 1. オープニング・クレジット/キャスト 2. 運命の力序曲 3. 運命の力導入-シェーナ: 「おや... 4. 運命の力レチタティーヴォ: 「ま... 5. 運命の力ロマンツァ: 「私は放浪... 6. 運命の力シェーナと二重唱: 「お... 7. 運命の力シェーナ: 「もう駄目よ... 8. 運命の力合唱と踊り: 「おいおう... 9. 運命の力シェーナ: 「夕食ができ... 10. 運命の力カンツォーネ: 「太鼓の... 11. 運命の力祈り: 「主よ我らを憐れ... 12. 運命の力シェーナ: 「すてきな仲... 13. 運命の力バッラータ: 「わたしの... 14. 運命の力シェーナ、合唱と踊りの再... 15. 運命の力アリア: 「やっとここま... ・・・
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カスタマー平均評価: 4
プライスの存在感 序曲の演奏が開始されるや、心が躍らされる。レヴァイン指揮の軽快なテンポにのって、悲劇的な結末をむかえるこの劇の幕が開く。主役を歌うレオノーラは、レオンタイン・プライス。ソプラノに過重な負担がかかるために、この劇の上演が難しいそうだが、プライスの憂いを帯びた歌唱には、納得させられる。黒人故に、オペラ界で差別された経験をもつ彼女にとって、レオノーラ役を歌うことは、自己の存在を示す最適な役柄であり、その歌唱力を見せつけてくれる。
この劇、「ロミオとジュリエット」です。その成就できない恋の結末に、一時の寂寥感を味わい、その悲劇の余韻にしたること間違いなし。
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[ DVD ]
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オイストラフ ソナタ・コンプリート [DVD]
・D.オイストラフ/V.ペトルシャンスキー/S.リヒテル/F.バウエル
【ニホンモニター・ドリームライフ】
No Operating System
発売日: 2003-09-24
参考価格: 9,240 円(税込)
販売価格:
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・D ・オイストラフ/V ・ペトルシャンスキー/S ・リヒテル/F ・バウエル
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カスタマー平均評価: 5
オイストラフ&リヒテル 名ヴァイオリニスト、オイストラフの貴重なTV映像を収録。3部構成で、全てVnとPの2重奏です。曲目は、第1部(ピアノはV・ペトルシャンスキー):シューベルトの二重奏曲、ベートーヴェンのソナタ第7番、プロコフィエフの5つのメロディ(第4曲、第5曲)、ラヴェルのソナタ(第1楽章カット)、ドビュッシーの「月の光」、ブラームスのF.A.Eソナタ(スケルツォ)、第2部(ピアノはリヒテル):ブラームスのソナタ第2番、バルトークの同第1番、プロコフィエフの同第2番、シューベルトの二重奏曲第3楽章、ベートーヴェンのソナタ第1番第3楽章、第3部(ピアノはF・バウエル):メシアンの「主題と変奏」、ドヴォルザークの「マズレック」、シベリウスの「夜想曲」、シューベルトのヴァルス・カプリース(オイストラフ編)、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」。 全てモノクロでテレビカメラによるビデオ録画、第1部は1965年、他は1972年の収録。画質はあまりよくないです。音質は悪くありませんが、ところどころに乱れがでます。ただし、演奏内容についてはいずれも充実しており、特に第2部はリヒテルとの競演で、画質・音質のハンディをものともしない熱演でした。この競演は、同時期の(あるいは本DVDと同一の)演奏がCD発売されており、演奏だけを聞くならCDの方が当然よいのですが、やはり映像には映像にしかない迫力や迫真性があります。変な言い方ですが、ちょっとしたサスペンスを感じさせるような緊張が伝わってくるのです。本当に貴重な映像記録と思います。オイストラフのファンの方には「ぜひ」付きで推薦します。 なお、本DVD収録演奏のうちブラームスのソナタ第2番とシューベルトのヴァルス・カプリースは以前、「オイストラフ・アルヒーフ」という2枚組のLDに収録されていたのと同じものです。これらについては、厳密な比較は行っていないので印象だけの話になりますが、DVD化に伴う画質や音質の向上は感じられませんでした。
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[ DVD ]
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モンテヴェルディ:歌劇《ポッペーアの戴冠》 [DVD]
・アーノンクール(ニコラウス)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2007-09-26
参考価格: 10,000 円(税込)
販売価格:
中古価格: 18,549円〜
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- 収録曲 - 1. ≪ポッペーアの戴冠≫ オープニン... 2. ≪ポッペーアの戴冠≫ プロローグ... 3. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 4. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 5. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 6. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 7. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 8. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 9. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 10. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 11. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 12. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 13. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 14. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... 15. ≪ポッペーアの戴冠≫ 第1幕 「... ・・・
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カスタマー平均評価: 0
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プッチーニ / 歌劇「ボエーム」全曲 [DVD]
・ストラータス(テレサ)
【パイオニアLDC】
発売日: 2001-04-25
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格:
中古価格: 18,400円〜
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・ストラータス(テレサ)
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カスタマー平均評価: 4
幼心の発露と虚々実々・・・・・・ メトロポリタンのDVDの楽しみは、アリアや幕間毎のカーテンコール。この臨場感にこそ、映画とは異なる劇中への思い入れがある。そして、ストラータス・・・この眷恋のプリマの映像を今回やっと手に入れることができた。それが「ボエーム」である。物語のシチュエーションと実年齢を言い出したら、そもそも「絵空事の面白さ」など成り立たないし、だいいち「粋」ゃない。ここは、路地裏芝居観劇のノリが大事で、第1幕の舞台は幕開き早々拍手が入るが、このノリである。貧乏学生たちの掛け合いが進み、傷心なミミ=ストラータスの登場だが、情緒纏綿でないカレーラスとの聞かせどころが、かえって涙腺を刺激する。
2幕はゼフィレッリ演出の醍醐味、このエキトラの数はどうだと言わんばかりに舞台上をひしめきあう。そこにムゼッタ登場、スコットは役柄を心得た実に奔放な演技で沸かせる。
第3幕、ミミ・ロドルフォの別れのさなか、ムゼッタとマルチェルロの痴話喧嘩など、まさに音楽ならでは悲喜交々のプッチーニの描写力とゼフィレッリの演出はすばらしい。
大詰め第4幕では、同室に居ながらミミの死をロドルフォが後から伝えられると言う展開に、なすすべもない現実感を思い知らされて幕が閉じる。
CDを買おう! 私も駄目でした。テレサ・ストラータスは声は素敵ですが、視覚的にこの役はかなり無理があると思います。病弱なヒロインといったらはかなげな美女を想像するけれど、ストラータスの場合は棺おけに片足を突っ込んでいる老婆といった感じです。役柄的に死相が浮いていると言えばその通りかもしれませんが、少し位は愛らしさがないと、感情移入ができません。レナータ・スコットも登場の瞬間に思わず顔を背けてしまう程の下品さです。金属的な声も好きになれません。映像として観るならば、健康的すぎと言われても、ミレッラ・フレーニの方がずっと良いと思います。 ロドルフォ=カレーラス最高!! 私がホセ・カレーラスの大ファンになったきっかけのオペラである。カレーラスは貧しいボヘミアンらしく無精ひげを生やしているが、これが実にピッタリと様になっている。カレーラスらしくない別の若者のような感じがしてむしろこっちの方が好きなくらい私は気に入っている。 「わたしの名はミミ」を歌うところで、カメラの端に映るロドルフォ(カレーラス)の抑えた演技が実に見事に彼の心を伝えている。 ミミ役のストラータスはさすがに年齢が隠せない(客席で見ていれば良いのだろうがカメラのアップが・・・)惜しいところであるが、私にとってはボエームといったらこれしかないくらい気に入っている。 巧みな演出がすばらしい ミミ役のストラータス44歳、ムゼッタ役のスコット49歳と物語の設定年齢よりかなり高齢ですが(ロドルフォ役のカレーラスは35歳でまずまず)とてもすばらしかったです。映像で年齢はごまかせませんが、ストラータスは可憐でしぐさも愛らしく、メーク、痩せ具合といい死期の近い様子がよくでています。ムゼッタも快活で美しく年齢を感じさせず、歌と演技はやはり天下一品。第2幕では主役そのもの。どちらも巧みな演出が功を奏していて説得力あるボエームです。カレーラスは演技が得意ではないようで、主役の割には影が薄い気もするのですが脇役の3人に助けられ、純朴でやさしいロドルフォとして彼の個性がうまく引き出されていると思います。やっと満足いくボエームに出会って繰り返し見ています。 カレーラスの静かな歌唱に注目 『カルメン』や『椿姫』とならんで、絶好の初心者向きオペラとして必ずといってよいほど紹介されるこの作品。それだけに、特に初心者の方々にとっては、最初に観た(聴いた)演奏のイメージが後々まで残ってしまう危険が大であるともいえましょう。その点では、このディスクの演奏・演出は、完璧に理想的とは言えないまでも、まず安心して他人に薦められるものと言ってよいでしょう。この盤で私が最も気に入っている点は、幕切れの場面でのカレーラスの歌唱です。息絶えたミミを前に、「ミミ〜」と泣き崩れる主人公。この場面で、大抵の歌手はここぞとばかり美声を披露して絶叫してしまうのですが、カレーラスは決して大声を張り上げることなく、静かにせつなく消え入るような声で歌います。イタリアオペラの常道からいえば、破格といってもよいかもしれないこの静かな幕切れの歌唱を、敢えておこなったカレーラスに対して、心から賞賛の念を禁じ得ません。
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[ DVD ]
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ワーグナー:楽劇《ジークフリート》全曲 [DVD]
・ユング(マンフレート) ・ツェドニク(ハインツ) ・マッキンタイア(ドナルド) ・ベヒト(ヘルマン) ・ヒューブナー(フリッツ)
【ユニバーサル ミュージック クラシック】
発売日: 2006-01-28
参考価格: 10,500 円(税込)
販売価格:
中古価格: 18,160円〜
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- 収録曲 - 1. オープニング・クレジット 2. ジークフリート::前奏曲〔キャス... 3. ジークフリート::「無駄骨ばかり... 4. ジークフリート::「ミーメ 僕が... 5. ジークフリート::「では 僕を生... 6. ジークフリート::「鍛冶屋よ ... 7. ジークフリート::「地上には巨人... 8. ジークフリート::「嫌な光だ!」 9. ジークフリート::「ノートゥング... 10. ジークフリート::前奏曲 11. ジークフリート::「夜になっても... 12. ジークフリート::「ファフナー!... 13. ジークフリート::「さあ着いたぞ... 14. ジークフリート::「あいつが僕の... 15. ジークフリート::森のささやき-... ・・・
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カスタマー平均評価: 5
お待ちしておりました日本語ヴァージョン「ジークフリート」 輸入盤レビューより改訂
日本語で分りやすいのでお薦めです。
出た当初ノートゥング自動生成装置と揶揄されたジークフリート
しかし、よく考えるとシェローはジークフリートの台詞「親方の出来ないものを親方と同じやり方を踏襲していては出来るわけがない」の具現化をしているに過ぎない。ワーグナーの時代は産業革命は甚だしく全てが変革をしている時代であった。それは今でも変わらない。古い価値観が壊れ行きつつ昔の知識は役に立たないとまでワーグナーはジークフリートにて代弁する。
ジークフリート、ミーメ、エルダ、ヴォータンもこのテーマにおいて同じことを言う。これは台詞上での表現にしかず劇場では絶対に表現できない。
が、シェローはノートゥングで表現する。
ミーメのハンス・ツェドニクも光ってる(ラインの黄金ではローゲ役だがこれも異彩を放っていた。)指環の執着願望がミーメの精神の崩壊に拍車をかけ(新しいものを受け入れられない精神状態も伏線にある)ジークフリートの義父殺害もある意味安楽死に近くなる。
ファフナーもドラゴンドラゴンしてわかり易い。シェローは日本の演劇にも造詣があるそぶりがみえる。黒子という考え方を導入し、ドラゴンを無用に大きくしない。(ワルキューレの第三幕では暗黒舞踏のイメージさえある)
自由の象徴である鳥が籠の中に閉じ込められジークフリートがそれを開放にしても、意味深い。
ワルキューレにて眠りについたブリュンヒルデの灰色の中性的制服衣装が「白く」女性的に変わっているのが眼を引く。少女から女の変化を現している。
そういう意味以外では第三幕の全体は音的に盛り上がるけれど魅せ場無い。
この場合ブーレーズの音に委ねよう。
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[ DVD ]
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Toscanini: The Maestro (2pc) / (Bonc Rmst) RCA RED SEAL Legendary Visions [DVD] [Import]
・Arturo Toscanini
【株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント】
発売日: 2004-03-11
参考価格: 2,042 円(税込)
販売価格:
中古価格: 18,117円〜
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・Arturo Toscanini
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カスタマー平均評価: 0
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