ミュージックDVD

1.さいあいあい
2.あらはちょちんちょちん
3.おいなり少年コン
4.フォークの神様
5.かべ
6.虹のまりちゃん
7.北京犬
8.モンゴル放送局
9.不思議だが本当だ
10.デリックさん物語
11.くちゃ
12.ひなたぼっこ
13.だけどジュリー
14.おしり
15.いも虫まる虫
16.まったくいかしたやつらだぜ
17.橋の下
18.ニカラグアの星
19.アイスクリン
20.おもちゃの血
21.毬絵
22.在中国的少年
23.バカボンの国のポンパラスの種
24.少女の夢

　本作は、元々は『1987.8.5+』というタイトルで、2枚組みで05年8月に発売される予定であった。「+」とは、ボーナスディスクに特典映像が収録されるはずだったのだが、複雑な権利関係により、ボーナスディスク部分は本作とは別に発売予定だそうである。

「1990年11月に発売された、RCサクセションのライブビデオが待望のDVD化!」とあるが、同名アルバにに収録されている曲、「君が僕を知っている」「君はそのうち死ぬだろう」「スローバラード」「ドカドカうるさいR&Rバンド」「自由」は収められていないわけである。これは勝手な想像であるが、普通ライヴを映像として記録する場合、全体を撮ってしまいその中から編集するわけであろう。そうであるならば、単にビデオをDVD化するだけではなく「完全版」という様な形にしてもらいたかったと思った次第だ。
確かに、『ザ・ロックン・ロール・ショー 80/83 』の武道館などと比べて風格が出ており、実に見ごたえがある。思うに、『カバーズ』でのレコード会社とのいざこざなどが起きる前で、バンドとして最も油がのり、レパートリーも十分、安定していた時期の映像であろう。

もちろん必見の作品であることに関しては文句無しに認めるし、実際非常に素晴らしい。しかし、いくつか苦言を呈しておくと、83年武道館に比べてカメラ・ワークが単調である。また、映画のDVDをあまりリリースしていないメーカーの場合、低価格キャンペーンなども無く、一般的に価格設定が高めの気がする。『コブラの悩み』の場合など30分弱であの価格はいかがなものか。
CDの場合『音蔵』シリーズ等があり、DVDも映画に関しては価格が手ごろに成りつつある。DVD化の場合、買い直しも多いの!だから、完全版化や低価格化を望みたい。
RCライヴビデオの最高作か
RC恒例となった夏の野音の第1回目。
この時期のRCは全盛期の勢いを保った余裕のある状態で、ステージもテンションぎりぎりという気分はもうありません。

このビデオはRCのビデオの中では最も手の込んだ作りで、4日分のステージを巧みに編集して飽きさせません。
同名アルバムには未収録の「BUN BUN BUN」が聴けるのも嬉しいところです。

熱気やテンションの高さという意味では武道館や久保講堂のビデオをお勧めしますが、
ここではキング・オブ・ライヴと呼ばれたRCの風格が出ていると思います。