ミュージックDVD

ドキュメンタリー映画として
音楽を期待してこの映画を見ると、がっかりするかもしれない。むしろ、有名無名のミュージシャン(グレゴリー、ムタバルーカ等)の、相当長い、音楽なしの、インタビューシーンが続く。しかし、ここには、キングストンの街角の喧騒や、山奥のラスタコミューンの静謐も含めて、レゲエが生まれた島、レゲエを生んだ人々が、他のレゲエムービーにはないリアルさで映し出されている。

ジム・ジャームッシュが、この映画を、おそらく監督自身が予期した以上の映画的効果をあげたものとして、フェイバリットの一つに挙げていることからも、これを、優れたドキュメンタリー映画と呼ぶことに、大きな間違いは無いだろう。

ラスタファリズムの神髄
これまで幾度となく雑誌やレコードのライナーノーツなどで語られてきた、伝説のコンサートをようやく見ることができ、久しぶりに泣けました。
ミレニアム大晦日の馬鹿騒ぎの時、「２０世紀は、戦争の世紀だった」と過去形で言われていたけど、２１世紀になっても相変わらず戦争は続いている。

今こそボブ・マーリーのメッセージが痛みをもって心に響いてくる時代だと思います。
すべての人に必見のライブです。
残念、余計なシーンが少なからずある。
Althea＆Donnaを楽しみにしていましたが、曲の前半にどうでもええシーンがあり、残念。全体的にもまとまりがないが、対立する政党の党首を握手させるシーンは、ちょっと感動した。Jacob Miller, Peter Tosh, Dennis Brown, U-Roy も出てて、かっこええ。

貴重な映像だが・・
貴重な映像ですし、bobのパフォーマンスは最高なんですが画質はいいんですが、正規版としては、音質はもうひとつだと思います。だから星４つ。
メッセージに満ち溢れたライブ。
パフォーマンスは最高。演奏も音質もいいし、何より画面を飛び出してくるBOB MARLAYの存在感が違う。

そしてなにより、このDVDは編集にきっちり作品としての作りこみがなされていて、字幕に日本語歌詞が出る。歌詞から表情から演奏から、BOB MARLAYが訴えたかったことが叩き込まれてくる。

「I SHOT THE SHELIFF」「ZIMBABWE」「JAMMING」といった曲のメッセージのなんと生々しいことか。

BOB MARLAYの映像を見たことがないなら、１枚目はまずこれだと思う。
生で見たかったライヴ
　このライブから約1年後に彼は病に倒れ、死亡する。死を1年以内に控えたとは思えない程、エネルギーに満ちあふれた彼のパフォーマンスを堪能した。途中、ジャマイカでの国葬シーンが挿入され、ライブは後半に突入、あっという間に、アンコール。これまでいろいろと、彼のライブ映像、ライブ音を見てきたが、DVDでの映像と音でまた新しい魅力を再発見した気分だ。

不思議なDVD
ENIGMAらしい不思議なビデオクリップ集。
じっくり観るのもいいですが，部屋でこっそり
再生しながら音楽のみを聴くのもいいです。

歌ってる本人たちがでてこない，すべての曲のクリップが
まるで幻想的で物語のような仕組みになっている。
観ているものはその物語がどのような意味を示しているのか
自分で想像して楽しむことも可能。

「RETURN TO INNOCENCE」の映像は
老人が死んだ時から人生を巻き戻し再生し，最後に
赤ん坊になるまでのものなんですが，
映像が不思議で面白いです。

エニグマの熱狂的ファンじゃないって人も観る価値あり！
映像美としては満足。音的にもっと麻薬っぽく・・・
ENIGMAは映像作品もとても好きだったが初期のSADNESSなどはやはり時代を感じてしまう作り。好きなのはGravity Of LoveとReturn To Innocence。Return To Innocenceは逆回転が全編に使われていて、それは単純な手法ではあるけれど、すばらしい映像美に満ちている。最近のENIGMAはいわゆるHEALING系の音に流れているように思えるのだが、もっと危ないDopingみたいな音をもっともっと作ってほしい。Gravity Of Loveの妖しさなんかとても好きな世界。もろにEyes Wide Shut。BGVとして部屋で流し続けるのも雰囲気あっておしゃれかも。

今や貴重なポルナレフ映像　演奏が少ないのが残念
フレンチ・ポップの革命児、ミッシェル・ポルナレフのドキュメンタリー映像。モノクロ。

当時とてもエキセントリックな人物という風評だったポルナレフが、本人もそれをちょっと認めたり、またはちょっと違った面を語ったりしながら、時折演奏風景も、といった感じの番組です。音楽にどっぷり浸かりたい方は多分欲求不満になるでしょう。