ミュージックDVD

この「Ｔｉｍｅ　Ｗｉｌｌ　ｔｅｌｌ」と言う映画は、劇場でも公開されたが、それは素晴らしい映画で、僕は誰かボブマーレーの事を知らない人に何か１枚と言われたら、ＣＤ、映像を含めた膨大な作品群の中から迷わずこれを薦める。それぐらいの名作だ。

デビュー前後から、死亡して葬儀の映像まで、時代を追いながらボブマーレーのインタビューも挟んで彼の音楽と人生を綴っていく。その間に有名曲がライブで網羅され、曲のカットは殆ど無くフルコーラスで聞け、更に凝ったことには１曲に１つのライブ映像ではなく、時代と場所を変えた映像をつなぎ合わせて１曲に仕立て上げているのだ。

そしてこれが最も大事なことだが、インタビューはもちろん、歌う曲に全て訳詞がついて字幕で出てくるのだ。

もちろん、音楽に言葉は必ずしも必要ではないが、やはり彼のようなメッセージ色の強いミュージシャンの場合は、その言葉の占めるウエイトと言うのは大きい物があるに違いない。だからこの字幕と言う要素は、僕ら日本人にとっては非常に重要なファクターだと思う。

ところがである！！！

この「レジェンド」に収録されている「Ｔｉｍｅ　Ｗｉｌｌ　ｔｅｌｌ」では、字幕が全部カットされているのである。
なんでこういう事態になったのか、映画会社との契約の関係なのかそれは分からないけど、昨日見ていて思わずコブシが震えてしまった。
思わず前から持っているＬＤを出して、見直してしまったぞ。

アンプラグドお約束のカバーには「ノーフロンティアーズ」「オールド・タウン」というアイルランド出身アーティストの曲目が選ばれ、ドラムスのキャロラインがアイルランド伝統打楽器を使ったり、アンドレアがこれまた伝統の縦笛を取り出したりと全編通しアイルランドテイストが程よくミックス。観て聞いてホントに気持ちよくなるＤＶＤ。
生楽器のよさが伝わる
もともとコアーズの面々は、バイオリンやティン・ホイッスルなどの生楽器
を体得しているので、アンプラグドで聴いても違和感がまったくないし、
これこそ彼らの特性が生かされたライブだといえます。
特典は少なく、ひたすら演奏を楽しむためのＤＶＤですが、お買い得です。
長女シャロン（バイオリン＆Ｖｏ．）、次女キャロライン（ドラム、ピアノ、

Ｖｏ．）、三女アンドレア（リードボーカル、ティン・ホイッスル）、美女
３姉妹ばかり注目されて見落とされがちな長男ジム（ギター、ピアノ）の４人
兄妹の演奏はすばらしいです。彼らのライブをみて生楽器を始めたくなる人
がいるというのも頷けます。４人のほかに、バンドメンバーとオーケストラ

を加えて聴き応えのある仕上がりです。!アイルランドの音楽と普通のポップ
を限りなく自然に融合させたサウンドが楽しめます。
それにしても血筋でしょうか、才能ある兄妹たちですね。
コアーズのベストDVDです！
演奏・録音・ミックス・映像、あらゆる側面をとってもすべて５つ星
（！）間違いなくお買い得です。

複数のカメラワークにより演奏者の表情がよく映され、ライブ録音にも
かかわらず音源のクオリティーは高く、かつ5.1ｃｈのドルビーサラウン
ドを充分に生かしたミックスになっています。

もちろんコアーズおよびバックの演奏もすばらしいです。アンプラグド
ということで原曲からのアレンジもよく練られており、おそらくは本番
までの練習と準備に可能な限り時間をかけたであろう事が推察されます。

まさにプロの仕事を感じさせる1枚です。
コアーズ・ワールドへようこそ
元々がアコースティック的な音楽づくりをしているので、アンプラグド・ライブだからここが違うというのもあまりないのですが、歌や演奏をジックリ聴くには最適だと思います。
the　Corrs　MTV　Unplugged
MTV　Unpluggedで収録されたアコースティックライヴです。 収録曲もヒット曲が多くあり楽しめます。