ミュージックDVD

深遠なポップへと進化を遂げた88年ライブ
マイルスがポップになったというのは、彼の音楽の表層的なものであって、根底に流れるブルースフィーリングと、音楽自体の深遠さは、その辺のポップとは似て非なるものです。 ミュンヘンでのライブですが、この時期の代表レパートリーはほとんど網羅されていますので、これ1枚あれば映像・音楽ともに晩年マイルスは押さえられるでしょう。 出来不出来の多い「タイム・アフター・タイム」も、原曲のポップから遠く離れて、ここではスピリチュアルな次元にまで到達しています。
ほんとは、4.5
演奏は、かっこ良かった。マリリンマズールのパーカッションが、体全体で流れを感じながら演奏している様子で、いい感じ。２枚目がインタビューになってますが、どすの効いたマイルスの様子が、典型的に”マイルス”していて良いです。ただし、インタビュアーの質問が、どれも外している感じがして、かなり気になりました。だから、演奏は５点で、インタビューが４点。平均４．５です。
ライヴ＆ドキュメンタリー
マイルス・デイビスの１９８８年に行われたライヴ映像
＆ドキュメンタリー映像を収録しています。
２枚組でお得感はありますが字幕がないと困る方は日本版が出るのを祈りましょう。
リージョンフリーなので日本のＤＶＤプレーヤーやＰＳ２で観れます。

収録曲：

Perfect Way
The Senate
Me & U
Human Nature
Wrinkle
Tutu
Time After Time
Splatch
Heavy Metal Prelude
Heavy Metal
Don't Stop Me Now
Carnival Time
Tomaas
New Blues
Portia

カーラマジック炸裂！
バンドを操るサマは、女版マイルスといった趣もあるカーラ・ブレイ。

彼女のバンドの映像は、昔パイオニアから出ていたLDだけだったのでうれしい（LDはドイツでしたが、コレは１年くらい前の演奏でテンポとか微妙に違っていて楽しめます）。
１曲目に、あのゴスペルチックな名曲「ハレルヤ！」。

LDではこもり気味だったゲイリーバレンテの爆裂トロンボーンの音が良いので、とてもうれしい。
２曲目の「ヘヴィハート」は、ドイツでは警告音のようなノイズをシンセで出していたカーラは、卓上の鉄琴を叩いていて笑えます（演奏はドイツの方がノリが良い）。

ぜひジャズファン以外の人にも聴いてほしい１枚です。

ハービー・ハンコック、ロン・カーター、ビリー・コブハム出演
ハービー・ハンコック（ピアノ）、ロン・カーター（ベース）、ビリー・コブハム（ドラムス）
による１９８３年に行われたライヴを収録しています。
全１０曲でＤＴＳ音声も収録でお勧めできます。
リージョンフリーなので日本のＤＶＤプレーヤーで観る事ができます。

収録曲：

Toys
First Trip
Speak Like a Child
Little Waltz
Willow Weep For Me (Solo)
Dolphin Dance (Solo)
Ili's Treasure (Solo)
Princess
Eye of the Hurricane
Walking

アーティスト名
アーティスト名が「オムニバス」になっているが、
「パットメセ二−グループ」ではないのか？

アメリカに住んでいたとき、運転するときに
当時はカセットテープでよく聞いていた。