ミュージックDVD

ハリー最高！
ひさびさのハリーのライブ、そして初のDVDです！
昔よりもさらに大人に、スマートに、やさしい雰囲気が漂うライブです。そして昔と同じ楽しさは健在。
彼のライブは、彼だけでなくビッグバンドのメンバーすべてがすばらしいんですよね！

彼の甘くてやさしいヴォイスに、奔放なピアノ、そしてセクシーで迫力のあるビッグバンド、見始めたらもう目が離せません。

ひさしぶりにハリーのライブを見て、また恋に落ちそうです！また昔のビデオを見返したくなりました。DVD化してくれたらいいのに。

あのジャズ独特のリズムに熱いものがこみ上げてきて、心の奥底にしばらく潜んでいたジャズ熱も再発しそうです。
ジャズが大好きな方にも、ジャズをあまり知らない方にも本当に楽しめる作品ですよ☆

ライブ映像だけじゃなくて、ハリーのインタビューもあります♪バンドメンバーの紹介も。ライブでのあの雰囲気の良さは本物だったんだなーとあらためて感じました。

パーフェクトなシナトラ・ライブ
このライブ録画は、シナトラが'85年に来日した際、民放で深夜に放映されたことがあります。

私は当時、この番組を見てノック・アウトされてしまいました。その時も既にシナトラ・ファンでしたが、5000人の観客と対峙してまったく物怖じせず、1曲1曲を自信たっぷりに堂々と歌いきり、観客の眼と耳を釘付けにする、彼のショーマン・シップはすごいとしかいいようがなく、あらためて彼の歌手・エンタテイナーとしての実力のほどを思い知らされました。

ヴィンセント・ファルコーン（ピアニスト・指揮）のビッグ・バンド（バディ・リッチが客演）をバックに、彼は有名な持ち唄の数々を歌いますが、当時６６歳ですが年齢を感じさせず、スインギーな曲ではパワフルに、バラードでは訴えかけるように切々と歌い、いつのまにか、彼の世界に引き込まれてしまいます。非常に彼の色気を感じさせるステージです。ちなみに、私は、「The Best is Yet To Come」「Come Rain Or Come Shine」「Something」でのパフォーマンスが好きです。

今までいろいろな彼のビデオを観た中でも、このＤＶＤは、シナトラのビデオにおけるベスト・パフォーマンスのひとつに間違いなく、繰り返し観たくなる作品です。シナトラ・ファンは元より、すべてのポップス・ファンが座右に置くべき傑作として推薦します。
購入して良かった＾＾！
　ボビーコールドウェルが大好きな30代後半の♂ですが、彼が自身の名義で出した『ブルーコンディション』『カムレイン　オア　カムシャイン』、また、日本未公開ですが、映画のサントラＣＤ『The　Cooler』の中で『Luck Be A Lady』を歌っている影響から、シナトラのライヴを見たく、とりあえず『Frank Sinatra In Japan』を購入しました。
　しかし曲目に満足いかず、今回これを買ったのですが・・・いやあ〜素晴らしい！！！まるでそこにシナトラがいるようです。日本公演でもそうですが、途中からかなりノッてきて、ジョークの連発＾＾。
　ドミニカ共和国でのライヴなのですが、まるで本国でのステージような雰囲気です。『Strangers in the night』ではスタンディングオベーションも！　自分は４曲目の（日本公演では１曲目)『The Lady Is A Tramp』が大好きなので、ノッてるシナトラがこの曲を歌うのが観れて最高です。
　ステージはさすが”帝王”だけあって、あせりも、アガリもなく、歌を完全に自分のモノにしていて、観客もリラックスしてスイングを楽しんでいます。シナトラはやはりノリのいい曲が合っていると思いますね＾＾。ラストの『NewYork,NewYork』はもちろん、『I've Got You Under My Skin』、出だしの『I've Got The World On A String』などなど・・・圧巻はバディリッチのドラムソロ♪あの歳で・・・画面に釘付けです！そしてギターのトニーモットーラとの２曲共演のうち、『Quiet Night Of Quiet Stars』はまさに”大人”な世界。
　ビッグバンドジャズの良さを知りたいのなら、このＤＶＤをお勧めします。それにしても結構なお歳だった、シナトラの声量にも感動です。ホンモノの歌手です♪
最も盛り上がったシナトラのステージ
円熟したシナトラが、トミー・ドーシー楽団以来の無二の親友である今は亡き天才ドラマー、バディー・リッチ楽団をバックに歌ったシナトラ生涯での最高のステージ録画と思います。（バディ自身も18番のウェストサイド組曲で神技といえるドラムソロを披露しています。）シナトラはカウント・ベーシー楽団とも何度か録音していますが、ドライブ感という点では、バディー・リッチ楽団との共演が勝っています。そういえば、亡くなったサミー・デイビス・ジュニアも1996年にラスベガスでバディー・リッチ楽団をバックに素晴らしいステージ録音を残しました。とにかく楽しいステージです。

世界の慶子を満喫しよう！！
　今や世界のKEIKOとなった松居慶子の日本公演ライブですが、このノリノリのステージの模様は、ＤＶＤでないと分からないと思います。
　プロデューサーは、夫であり、尺八奏者としても有名な松居和。彼の考えが色濃く反映したアルバムです。

　代表作の「トライバル・モーツァルト」（現在品切れ）を聴けばよく分かるのですが、彼は、無限なる宇宙とか永遠のものとか根元的なテーマを音楽で追求するタイプの人であり、慶子さんの方も、似たタイプのように思われます。透明感のある遙か彼方の世界を連想する曲が多いのも、その証のように思われます。
　さて、このライブですが、

「Kappa」は、彼女の内なる日本をイメージして作ったとか。従って、やや美化された故郷讃歌になっています。琴の音色を意識したキーボードの演奏が面白いです。
「Across the Sun」は、以前、松居慶子のＨＰに流れていた曲で、代表作の一つ。
「The White Gate」は最もジャズらしい曲。ギターを弾いてる火星人（あだ名）はすごいテクニシャンです。
「The Wind and The Wolf」では、松居和も尺八奏者として参加していますが、彼の尺八はすごい表現力があります。作品の出来もいいです。
　ともあれ、充実したライブなので、買って損はしません。

歌を歌うようにギターを弾くってこんなこと♪
ラリー・カールトンのプレイを聴いたのは、スティーリー・ダンの「彩〜エイジャ」が初めてだったと思います。
彼の音楽はハイテカニカルな要素を持ちながらも、メロディーが美しく聴きやすい曲も多いので、ギターフリークにはもちろんのこと、楽器をされない方々にとっても親しみやすい大人の音楽だと思います。

もう１０年程前になりますが、ブルーノート福岡で、あるフルート奏者のライヴ（ギターはコーネル・デュプリーでした）に行った際、彼が「本日はラリー・カールトンも観に来てくれてるんだ！」と言ってカウンターを指さしたんです。「あーっ、本物だ！」と興奮した私は迷わずカールトンにサインを求めたのでした。気さくにサインをしてくれた彼は、笑顔で私に何か話してくれましたが意味がさっぱりわかりませんでした。最後に親指を立てたポーズをしていたので「お互い頑張ろう！」みたいなことを言ったのだと思います。

日頃から「歌を歌うようにギターを弾けるようになりたいんだ。」と嫁さんに話していた私は、「どういうことかわかんない！」と言う彼女を連れてカールトンのライヴに行ったことがあります。そこでアコースティック・バラードのあまりの美しさに感激し涙を流して聴いていた彼女は「はじめてギターで歌を歌うということがわかったよ。」って言ってました。

このＤＶＤで演奏されているナンバーは名曲ぞろいで十分楽しめる内容です。
エレアコの音が少し硬いのが唯一気になる点ですが・・・。
今度はいつブルーノートに来てくれるのか、待ち遠しいですね♪
これぞカールトン！
　“Mr.335”ラリーが、335をレスポールスペシャルに持ち替えてアメイジングなプレイを繰り広げる、必見のライヴだ。同じレスポールでも、ソリッドボディでシングルコイル（P-90）付きのモデルを選ぶなんざ、さすがですな。従って、よくある歪み過ぎた、寝ぼけたトーンじゃない。あくまでクリアーで伸びやかなのだ。それと、アコースティックはいつものヴァリーアーツだけど、ずっと使っていたグランドコンサートじゃなくて、カッタウェイのドレッドノート。多分ONE AND ONLYの試作品じゃないかと思うんだけど、エレアコ化してるために、やや音質はハイ上がり。でも、彼だからこそ許される。それ以上に、プレイが良いんだもんな。特にB.P.BLUESと最後のSLEEPWALK（短いのが難点だが）は、涙もんです。これで音声がDTSの5.1chだったら、言うこと無しだったんだけど....ま、いいでしょう。ラリー、あんたは最高さ！
う〜ん、ダイレクトなカールトン
久々にカールトンらしいカールトンを堪能した。レスポールもカールトンが弾けば抜けの言い音に変わる。ストラトに持ち換える前なんだけど、これもまたいい。カッタウェイのバレーアーツはちょっと固めで線の細い音。
音はこんな感じ。プレーのスタイルはダイレクトにらしさを感じる。B.P.Bluesは◎