ミュージックDVD

ラスタファリズムの神髄
これまで幾度となく雑誌やレコードのライナーノーツなどで語られてきた、伝説のコンサートをようやく見ることができ、久しぶりに泣けました。
ミレニアム大晦日の馬鹿騒ぎの時、「２０世紀は、戦争の世紀だった」と過去形で言われていたけど、２１世紀になっても相変わらず戦争は続いている。

今こそボブ・マーリーのメッセージが痛みをもって心に響いてくる時代だと思います。
すべての人に必見のライブです。
残念、余計なシーンが少なからずある。
Althea＆Donnaを楽しみにしていましたが、曲の前半にどうでもええシーンがあり、残念。全体的にもまとまりがないが、対立する政党の党首を握手させるシーンは、ちょっと感動した。Jacob Miller, Peter Tosh, Dennis Brown, U-Roy も出てて、かっこええ。

なんて歌唱力だ
歌手がいて楽団がいて幕が上がりショーが始まる。
特別な仕掛けなどない。ステージにはピアノ。
ただスポットライトが歌手を追うだけだ。

そこにあるのは圧倒的な歌の力。
この人は歌うために生まれてきたんだね。
彼を見るたび心からそう思う。

このDVDが特におもしろいのはテレビ番組の収録現場にいるってこと。
実際にどれくらいの時間がかかったかは知らないけれど、
どんなに長時間でもこの観客は幸せな気分で帰ったと思う。いいな。
ディスク1は実際に放映されたもので
ディスク2はいわばメイキング。
プロデューサーの説明に始まって、
バリーの人柄やプロ意識が見えてとてもいいです。

観客との一体感も心地いい。
「ジャケットのボタンはかけてたっけ?」と聞くバリー。
観客席にいるかのように楽しめるでしょう。
最新バリー！
2002年に米CBSテレビの特番として放送されたものがDVD化された。2枚組みになっていて、満足の行かないバリーが歌いなおすシーンなども興味深い。2003年当初はファンクラブ先行発売だったが、2004年4月、BMGから一般発売され、2004年7月待望の邦盤として発売！
もちろん字幕、ライナーノーツ付きです。

Essential Sinatra
”I've Got You Under My Skin”でスタート。その後もシナトラの定番ナンバー目白押し。中盤のバラードメドレーはシナトラの特番ではお馴染みで、最初はとっつきにくい感じもあるかもしれませんが、じっくり聞くとその深みある歌唱が心に染み入ってきます。後半タキシードに着替えてからのスイングナンバー5曲は、”Witchcraft”、”I’ve Got The World On A String”あたりが特に快調です。

シナトラの歌に興味を持った方に、まずお勧めしたい映像作品です。ちょっと強い言い方ですが、この作品を気に入らなければシナトラは趣味じゃないと判断されていいと思います。逆に言えば、それだけ素晴らしい作品です。日本では年を取ってからの「マイ・ウェイの大御所的」扱いがほとんどですが、それはほんの一面に過ぎないということを教えてくれます。